社員寮に入るという選択肢
今度の赴任先は自宅から通える距離ではなく、自然と単身赴任の準備にかかることになることがあります。会社によっては選択肢があって、社員寮に入ることができる場合もあります。
社員寮に入るメリットは、なんといっても費用面でのメリットと、さらには入居するにあたって面倒な手続きなどはすべて会社に任せることができるので、余計な面で頭を悩ませる必要がありません。
一般の賃貸契約に関係しているような、敷金や礼金も社員寮では必要ありませんし、初期費用を十分低く抑えられるところが魅力的です。
寮によっては食事の面でもサポートしてもらえますので、どうしても外食が中心になってしまって栄養のバランスが崩れてしまうところを調整できますし、食事の面で頭を悩ませなくて済みます。
生活費用をかなりカットして、余計なことに気を遣わないで生活を始めることができるのは大きな利点です。しかしそれに伴ってある程度は覚悟しておくべき点もあります。
特にこれまでは快適な自宅で家族とのプライベートな時間を楽しむことができていた方にとって、社員寮での生活は新たな挑戦の場となることは間違いありません。
特に社員寮では共同スペースという概念が生まれます。寮によってはお風呂やトイレが共同になっていますので、共有することに慣れていかなければなりません。
また会社でも顔を合わせて、寮でも頻繁に顔を合わせることになる点や、仕事とプライベートの境界がなくなってしまうなど、気持ちの面でのコントロールを上手に行える人であるべきです。
そのような共同生活に息苦しさを感じる場合は、費用の面では効率が良くないとしても個人で賃貸物件を探すほうがよいと思います。
その場合は通勤に便利な立地条件であることや、最低限の生活スペースに加えて、事前にプロバイダー契約を済ませることによって快適なインターネット環境を準備しておく必要があります。
職場も変わり、家族とも離れて暮らし、いろいろな面で変化が大きいわけですから、現実的な見方をもってふさわしい形で生活をスタートさせる努力を払ってください。
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